春にしてはいけない7つのこと⁉️

中医学知識

1、肝臓を養うにはまず肝臓のゴミ出し🗑️、通りをよくしてから肝臓の気の補充をする必要がある。

この季節は肝臓を養うには最適の季節ですが、何かにつけてすぐに肝臓の気を補充しないこと。

肝臓を養うのに最適の季節なのに、なぜ肝臓の気を補充する食べ物を食べてはいけないのか⁉️

→それは肝臓の気を養う=補充ではないから。

中医学にある言葉で“脾臓はしばしば不足し、肝臓はしばしば過剰になる”(脾常不足,肝常有余)

とありますが、これは🧚‍♀️子供に対しての特徴で、この特徴を見る限り、肝臓はしばしば過剰なので、容易に肝臓を補うことはできないんです。特に肝の気が盛んの人は補うことはできません。またこれも中医にある言葉で、”肝臓は疎泄そせつ する事が適していて、補充するのはあまり適していない”(肝宜泄不宜补)、

腎臓は補充するのに適していて疎泄には適していない”(肾宜补不宜泄)。

肝臓は疎泄を主り、腎臓は蔵精ぞうせい主るつかさどる。(肝以疏泄为主,肾以藏精为主)

🌸春は肝気が最も盛んな時期で、この時に肝臓の気を補充するものを食べることは、元々盛んな肝気を更に盛んにさせることになって、肝気が盛んになりすぎると脾臓を襲います。春は自然と私たちは甘いもの🍰を欲しくなります。そうすることにより盛んになりすぎた肝気が脾臓を襲ってきても守れるからです。自然界と調和している私たちは自然と脾臓を守ろうとしているんです。

では春はどのように肝臓を養えばいいのか⁉️

肝気の疎泄です‼️肝臓は伸び伸び🌲したい性質があるので抑えられることが嫌いです(この上で肝気を補充するのは問題ない)。肝気が伸び伸びしていない状態で肝気を補充するものを摂取すればするほど肝気は伸び伸びできなくなります。

例えて言うなれば、寒いと言っている人にアイスクリーム🍦やキンキンに冷えた水🍹を飲ませたりするようなもの。

酸っぱいものは肝臓にとっては肝臓の補充食になるので、春は適度に甘い物を摂るとよいです。

(*白砂糖系の甘いものではなく、自然界の甘いもの)

(*もちろん弱っている人には補充が必要です)

2、締めつけたきつい服を着ないこと。薄着しないこと👙。

なぜ締めつけたきつい服を着てはいけないのか?

→自然界を観察すると、春は植物🌱が芽を出し木々がドンドン育つ季節🌳。そして人間も自然界の賜物💎なので、同じく春は五臓六腑の気血が体表に出てくる時。そんな時に締めつけたきつい服を着ていたら毛根までも締めつけてしまって気血の通りも悪くなり、肝気は伸び伸びできなくなる。

(*こういった締めつけたきつい服は秋冬に着るのが良い。)

春はゆったりめの服が良いです。髪の毛もキツく縛り付けるよりおろしがみが良いです。

でもゆったりめの服がいいと言っても薄着は良くなくて、

中国には”春捂秋凍”という言葉があり、これは暖かくなったからといってすぐに薄着になってはならない、寒くなったからといってすぐに厚着してはならない、という健康法で、春は寒くなったり暑くなったり気候が安定しないので風邪をひきやすくなる時期で、薄着すると風邪をひきやすくなります。

(*冬の名残があって、すぐに薄着をしてしまうと体はすぐについていけないので風邪をひきやすくなる)

3、怒らない、怒らない、怒らない。大事なことは3回いう

もちろん一年中365日怒らないことが一番いいですが、特に春は一番怒ってはいけない時期。

    春は肝臓を養う時なので、怒りは最も肝臓の気を傷つけてしまう原因です。

    一度の怒りは玉突き事故を起こしてしまうような事。一度の怒りは五臓六腑に大きな地震が起こるような事。一度の怒りは体の循環が全て乱れてしまうので肝臓を傷つけるだけではなく全身に影響を与えます。怒りはまず先に肝臓を傷つけ腎臓を傷つけます。そして胃脾、心臓、肺。。。

    中医で、”気は百病の源”という言葉があるように、気の乱れは全ての病気を生む原因であり、肝臓はその気を管理する総監なのです。

    なので自分に怒らない、他人に怒らないこと。春は多くの人に報い、励まし、褒めて、借りがあったとしてもそれは秋まで待ちましょう。

    中国古代の言葉で“予而勿奪,賞而勿罰”という言葉があり、春の養生方法の説明で、

    予而勿奪”とは与えることはしても剥奪はくだつはしない。

    賞而勿罰”とは他人や物事に対して励ましや褒めることを主として、罰を与えたり咎める事をしない、という養生法。

    でも怒らないというのは怒りを”抑える””堪える”という意味ではなく、怒るという行為をしない、自分の心の環境を整えなければいけないです。(*怒りを抑えるという行為も体を傷つける行為です)

    4、不機嫌、憂鬱になる

    春は万物の繁栄の季節であり、春は万物が🌱芽を出す時期であり、自然界の賜物である人間もそれに順応すべきで、心を大きく構えて、毎日の出来事を楽しんで、『通れない道はない』、『何も大したことではない』、『ナンクルナイサ』、『ハクナ・マタタ』🦁と、毎日が新しい日であり、毎日の日の出はとても美しと思えば、込み上げてきた怒りや、思い通りに行かなかったこと、悩んでいることが全て無意味なことに気づくはずです。

    憂鬱になったり、落ち込むことは肝臓が一番嫌うことです。憂鬱になれば肝気は伸び伸びできず、そこには太陽という光は差し込まないのでそう言った方は体温が下がってしまい寒がり、疲れやすく元気がなくなります。

    なので憂鬱な方は手足が冷えて体温が低く、それが長年になるとリウマチなどを引き起こします。

    特に春はうつ病が出やすい時期で、この時期に自信を失って憂鬱になる人はとても多いです。

    多くのうつ病の方は千紫万紅せんしばんこうなさまを見て、さらに自分の憂鬱さを増し、自分以外の周り全てが順調で綺麗に見えて、自分はひとりぼっちだと思い、自己陶酔に陥る傾向にあります。

    また、💐春は発情の季節で、春は恋愛に適しています。もし好きな人がいるならばこの時期に告白して、誰かとデート👫してジメジメした心が晴れるかもしれないですね!

    5、殺生しない

    3、のところで出てきた“予而勿奪,賞而勿罰” という言葉の前には”生而勿殺”、という言葉が前に来るのですが、

    生而勿殺”とは春というこの時期は普段よりさらに殺生を避けて生命を守り愛し、破壊することは避けた方がいい、春は野菜を多く食べた方が良いという養生法。

    (*ここでの殺生は仏法で言う殺生ではなく、春という季節の繁殖や発展という自然界の出来事に対して全ての不利になる行為のことを指す)

    例えば、子供というのは大人になるまで体は成長し続けますが、特にこの春という時期に成長をします。なので、この時期は特に子供にストレスを与えることは良くなくて、自然に身を任せて子供が自由に成長できるように、親は少しの教育と指導で子供に幸せで楽しい幼少期を過ごさせてあげることが子供にとって大きな成長の手助けになります。

    例えば、友達や周りの人が悩んでいたり、何かのアイディアや計画を話してきた時は、すぐに否定や打撃を与えるのではなく、たくさん励ましてあげて希望を持たせてあげてください。

    希望は生命の始まり!希望を制圧しないこと!

    6、夜更かししない(*これが最も重大なこと!)

    春の繁殖はいい気だけが繁殖発展するのではなくて、全てのもの、それは体の中に潜む病気や弱さが出てきます。

    なので、もしこの時期に夜更かしをすると隠れている火が上へ🔥、、、ニキビが出たり、喉がいがいが、咳が出て、口内炎が出てきたり、喘息、花粉症など、免疫力の弱さがこの時期に出やすくなります。

    それは夜更かしをすることにより隠れているものが勃発します!

    でもなぜ夜更かしが肝臓を傷つけるのか⁉️

    睡眠の黄金時間というのがあり、それは夜11時から夜中の3時の4時間で、この時間帯は肝胆が休息という仕事をする時間で、もしこの時間にまだ起きていると、休息したい肝胆は夜勤を与えられているようなもので、日中は普段のように働かないといけないから休息時間が少なくなってしまいます。

    よく夜更かしをする人は特にしわが多く、早期老化しやすい‼️

    多くの人はこのサプリ、あのサプリと色んなもので栄養素を摂ろうとしますが、良い睡眠を取ることが一番の補充になります。

    夜更かししたその次の日の朝は遅めに起きれば睡眠は取れたから問題ない、と思っている方もいるかもしれませんが、夜更かしによって傷ついた気血は取り戻せません。

    夜更かしは陰の気を傷つけて、朝寝坊して日中に起きないことを”陽の気を封殺”すると言って、夜更かしして遅く起きるという行為は陰と陽二つの気を傷つけることになってしまいます。

    実は睡眠で最も大事なのは”何時間寝る”という数字ではなく、睡眠の黄金時間に寝ていることが大事なのです。

    なので夜更かししない人は、同年代の夜更かしする人に比べると若く見えます。

    7、秋冬は出無精になっても春は出無精にならない

    中国の陰暦2月2日は”龍擡頭”という漢族の節句で、頭を剃ったり、龍に関する食べ物を食べるという風習があって、この日に地中に眠っていた龍が顔を出し天へと昇る。

    3つのタブーな行いがあります。

    1、針に糸を通し編み物などをしない(針を使わない)

    2、服を洗わない(水を汚さない)

    3、朝寝坊しない

    ”三月三蛇出洞”という中国のことわざで、これは陰暦の3月3日のこの日は冬眠した蛇が目を覚まし穴から出て活動し始めるという、春という暖かい気候になり、大自然の万物が復活するさまを指していて、人間も同じで春になれば手足を伸ばし、家から出て自然界をめいいっぱい感じることで、肝気を伸び伸びさせてあげられます。

    これが最も肝臓を養う方法の一つです。

    徹底的にリラックスすることで心身ともに浄化することができて、病気や災害をも雲散霧消してくれます。

    知らない間に行っていた行動が未来の病気を作ることになります。

    春にしてはいけない7つのこと、どれかに当てはまりませんか?少し意識をして心の環境を整えるだけで健康な未来を過ごせます。

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